

ConoHa教室 Hello VPS ~WordPress公開までの道~ 1時間目 VPSへログインする
こんにちは!ConoHaのデータセンターで保守・運用の仕事をしながら、美雲このはちゃんの教育係を
担当している山本です。ConoHaではVPSサービスを提供していますが、「VPSって何?」「VPSって
難しい!」と感じている方もいると思います。
VPSは自由にサーバーを構築して運用出来るというメリットがありますが、「黒い画面」と呼ばれる
コンソールやSSHクライアントソフトなどからコマンド操作を行い、自分でサーバー構築、管理をする必要があるので、初めてVPSを触る方には少しハードルが高いサービスかもしれませんね。
(実際、このはちゃんのVPSへの理解も少々難航しています・・・)

そこで、このはちゃんとVPSについて勉強していきながら、ご覧になっているみなさんとも一緒にVPSへの
理解を深めていければと思い「ConoHa教室」を開講することにしました!
少しでもみなさんの力になれたら嬉しいです。
- VPSは共用サーバーとは違って自由度が高いけど、コマンド操作でアプリケーションをインストールしたり自分で色々と管理をしなきゃいけないんだよね。
- コマンド操作かぁ・・・。うっ!黒い画面に白い文字が並んでいるのを見ただけで頭痛が・・・っ!
- 最初はそうなっちゃうよね(笑) 試しにWordPressのインストールなんかをやってみると、基本的な操作も覚えられるし最初の一歩にはいいかもよ?
- う~ん、難しそうだなぁ~・・・
- 意外とそんなに難しくないから大丈夫だよ。実際にやってみないと始まらないから、まずはVPSを申し込んでVPSにログインしてみよう!
- ※インストールするOSやソフトウェアのバージョン等により操作方法は異なるため、ご運用にあわせてご参考にしてください。
- ※既に別のソフトウェアをインストールやVPS内で設定済みの項目がある場合、影響を及ぼす恐れがありますのでご注意ください。
目次
1:VPSを申し込む
それでは早速ConoHaアカウントを作成して、VPSを申し込んでみましょう!次のURLからお申し込み画面を開いて、3つの設定をしてくださいね。
1. | お客様情報を入力 |
---|---|
2. | SMS/電話認証 |
3. | お支払い方法の設定 |

これがVPSのお申し込み画面です。今回は次の内容でVPSを申し込んでみます。
リージョン | :東京 |
---|---|
サービス | :メモリ1GB |
イメージタイプ | :CentOS7.4[64-bit] |
rootパスワードとネームタグを設定して「追加」をクリックします。rootパスワードとは、VPS内のすべての操作が出来るrootアカウントのパスワードです。セキュリティのため複雑なパスワードにしましょう。
また、紛失した場合にコントロールパネル等で確認することは出来ませんので大切に保管してくださいね。
今回は「CentOS」と呼ばれるLinux系OSを選択します。バージョンは7.4にします。
2:コンソールからログインする
サーバーの作成が完了すると自動的にサーバーリストの画面になるので作成したサーバーのネームタグを
クリックします。
画面が切り替わる前にブラウザを閉じてしまった場合は、もう一度コントロールパネルにログインして
左メニューの「サーバー」をクリックすればサーバーリストが表示されるので安心してください。

ConoHaではこの画面でサーバーの「起動」や「停止」の操作、「IPアドレス」の確認が出来ます。
ではついに「黒い画面」を開いてみましょう!上部メニュー内の「コンソール」をクリックしてください。

これが噂の黒い画面です!サーバー作成後、問題なくOSのインストールまで終わっていれば、次のような
ログイン画面が表示されます。

それでは早速この黒い画面でVPSへログインしてみましょう。
[root]と入力しEnterを押すとパスワードの入力になるので、サーバー作成時に決めたrootパスワードを
入力します。

Linuxの仕様上、パスワードを入力しても画面上には表示されません。表示されていなくても入力は正しく
されているので、落ち着いてrootパスワードを入力しEnterキーを押しましょう。
正しく入力が出来ていれば次の画面のようにログインが成功し、コマンド入力出来るようになります。
パスワードを間違えてしまっても、また、[root]の入力から出来ますので安心してください。

# logout
このコマンドでログアウトされ、最初のログイン画面に戻ります。
VPSを動かしている必要がない時は、セキュリティ上シャットダウンしておくのがオススメです。シャットダウンはコントロールパネルの「シャットダウン」ボタンから実行出来ます。

3:SSHクライアントソフトからログインする
VPSを操作する時にSSHクライアントソフト使うことでセキュアな環境でVPSに接続することが出来ます。
SSHクライアントソフトで代表的なソフトに「Teraterm」や「Putty」がありますが、ConoHa教室ではTeratermを使ってVPSを操作していきたいと思います。
Teratermを開いて「ホスト」にVPSのIPアドレスを入力し、「OK」をクリックします。
IPアドレスはコントロールパネルで確認が出来ますね。

ユーザー名には[root]、パスフレーズにはサーバー作成時に決めたrootパスワードを入力してOKをクリックします。(コピー&ペーストは出来ません!)

これでコマンド入力が出来る状態になります。

コマンド操作でもVPSをシャットダウンすることが出来ます。次のコマンドを入力してシャットダウンを
してみましょう。
# shutdown -h now

- さすがこのはちゃん!VPSにログインしてシャットダウンまでしちゃったね!ね、意外に簡単でしょ?
- やったー!これならこのはでも出来るかも!
- 今回はここまでにするけど、次回はよく使う基本的なコマンド操作をやってみようか!
- どんとこーい!何でも出来る気がしてきたぞーっ!
- 少しずつ覚えていってWordPressのインストールまで一緒に頑張ろうね!