ConoHa教室 このはちゃんと学ぶVPS活用術 Hello VPS ~WordPress公開までの道~

ConoHa教室 Hello VPS ~WordPress公開までの道~ 5時間目 WordPressに必要なソフトウェアをインストールしよう(PHP編)

ここまでWebサーバーとしてApache、DBサーバーとしてMariaDBインストールしてきました。
WordPressはPHPと呼ばれるプログラミング言語を使用した動的コンテンツとなるため、PHPをサーバーにインストールする必要があります。

  • 今回はPHPをインストールするよ。PHPのインストールは今までで一番簡単!
  • やったー!ちゃちゃっとやっちゃおう!
  • 簡単だから、インストールの手順を増やしてやってみるね。
  • うんうんっ!・・・えっ?なんで・・・!?
  • せっかくだし、色々なコマンド操作を覚えてもらいたいからね。頑張ろう!
  • ※インストールするOSやソフトウェアのバージョン等により操作方法は異なるため、ご運用にあわせてご参考にしてください。
  • ※既に別のソフトウェアをインストールやVPS内で設定済みの項目がある場合、影響を及ぼす恐れがありますのでご注意ください。

目次

1:PHPって?

PHPはプログラミング言語の一種で、ブラウザ上で実行することが出来る言語です。WordPressはPHPを
利用した動的コンテンツになるためサーバーにインストールする必要があります。

PHPには様々なバージョンがあり、今回はPHP 7.2のインストールをしたいと思います。
PHPのインストールの前に、試しにPHPのファイルを作成して表示を確認してみましょう!

今回もTeratermを使って一般ユーザーでログイン、[su]コマンドでrootアカウントへ切り替えて操作してくださいね。
ログインが出来たら[cd]コマンドでドキュメントルートへ移動します。

# cd /var/www/html

ドキュメントルートは[/var/www/html]でしたね。
2つファイルを作成してみます。まずは[index.php]を作成します。

# vi index.php
step1

[Insert]キーか[i]を押して編集できる状態にして、次の内容を入力してみましょう。(コピー&ペーストで大丈夫ですよ)

<html>
  <body>
    <?php echo "このはちゃんは清楚かわいい"; ?>
  </body>
</html>
step2

[esc]キーを押して[:wq]と入力してEnterを押します。

<?php echo “~~~” ?>は、<?php ?>でPHPのプログラムを実行しますよーという意味で、
実行する内容がecho “~~~”になります。echoは””内の文字列を表示するものになります。

それではもう1つファイルを作成します。

# vi info.php
step3

先ほどと同じく[Insert]キーか[i]を押して入力できる状態にして次の内容を入力します。

<?php phpinfo(); ?>

入力出来たら[esc]キーを押して[:wq]を入力、Enterを押します。

step4

これでファイルは作成出来たのでブラウザで、実際にアクセスしてみましょう。

http://<サーバーのIPアドレス>/index.php
http://<サーバーのIPアドレス>/info.php

ですね。

何か表示されましたか?
まだPHPがインストールされていないので表示出来ないはずです。

2:PHPのインストール

それでは作成したファイルを表示させるためにPHPをインストールしましょう!

前回までは[yum]コマンドをオプションを付けずに使いWebサーバー、DBサーバーをインストール
しました。[yum]コマンドは「リポジトリ」と呼ばれるアプリケーション群が置いてあるサーバーから
インストールを行っており、実はCentOS7が公式で用意しているアプリケーション群からインストールしていたのです。

これからインストールしようとしているPHP 7.2はCentOS7の公式のアプリケーション群の中に
用意されていません。

  • ※CentOS7の公式のリポジトリにもPHP自体は用意されておりますが、バージョンが5.4になります。

PHP 7.2は「remi」というレポジトリにあるため、これを追加する必要があります。「remi」の追加には別のリポジトリとなる「epel」の追加が必要ですが、ConoHaで提供しているCentOS7.4のテンプレートでは
デフォルトで追加されており利用可能な状態になっています。

それでは「remi」を追加してみましょう。

# rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm

このコマンドを入力してEnterを押します。

step5

英語のメッセージが流れ自動で追加が完了します。
これでPHP 7.2がインストール出来る状態になりました!

早速次のコマンドを入力してインストールしましょう。

# yum install --enablerepo=remi,remi-php72 php php-devel php-mbstring php-mysqlnd php-pdo php-gd

php-devel以下はPHPの拡張パッケージになります。
–enablerepo=remi,remi-php72は「remi」と「remi-php72」を有効にするyumコマンドのオプションになります。これを有効にした上でphpをインストールするとPHP 7.2がインストール出来ます。

  • ※–enablerepo=remi,remi-php72を記載しなければ公式リポジトリからのインストールとなりPHP 5.4が
    インストールされます。
step6

英語でインストール作業の状況が流れていく中で、何度か画面が止まり進めていいかどうかの確認がされます。

[y]を入力してEnterを押します。

step7
step8

最後に「Complete!」と表示されていればインストール成功です!

step9

インストールは完了したのでPHPを有効にします。
インストールしたPHPはhttpdを再起動することで有効になります。

# systemctl restart httpd
step10

これで先ほど作成したPHPのファイルが表示出来るようになっているはずです。

http://<サーバーのIPアドレス>/index.php

にアクセスしてみましょう!

step11

うまくできていれば、「このはちゃんは清楚かわいい」と表示されるはずです。

では、次は、

http://<サーバーのIPアドレス>/info.php

にアクセスしてみましょう。
こちらではPHPの情報を確認することが出来ますので、いくつかの情報を確認してみましょう。

まず、最上部でPHPのバージョンが確認出来ますね。

step12

次に「post_max_size」と「upload_max_filesize」という項目を探してみましょう。
これらはファイルのアップロードの上限に関わる項目でデフォルトではpost_max_sizeが8M、upload_max_filesizeが2Mとなっていると思います。

step13

3:PHPの設定変更

今回は先ほど確認した設定を変更します。

では、Teratermの画面に戻りましょう。
PHPの設定は「php.ini」というファイルを編集することで変更できます。php.iniは[/etc]ディレクトリに
設置されているのでcdコマンドで移動しましょう。

# cd /etc

2時間目でSSHの設定ファイルを編集した時と同じ様に失敗しても大丈夫なようにファイルをコピーしておきましょう。

コピーはcpコマンドでしたね。

# cp php.ini php.ini_copy

これで安心して編集できます。それでは下のコマンドを実行しましょう。

# vi php.ini

php.iniが開かれたらまずは「post_max_size」を探します。検索するときは[/~~]でしたね。

[/post_max_size]を入力してEnterを押します。

step14

[Insert]か[i]を押して編集出来る状態にして、8Mを128Mに変更しましょう。

step15

一度[esc]を押して、次は「upload_max_filesize」を探します。もう探し方は大丈夫ですね。

見つけたら再度[Insert]キー、[i]で編集出来るようにして、2Mを128Mに変更します。

step16

編集はこれで終わりなので、[esc]キーを押して[:wq]を入力してEnterを押しましょう。

変更した設定を反映させるために再度Apacheを再起動します。

# systemctl restart httpd

それではもう一度、http://<サーバーのIPアドレス>/info.phpにアクセスしてみましょう。

step17

「post_max_size」と「upload_max_filesize」がどっちも128Mに変わっているはずです。

これでPHPの設定は完了です。運用次第では他の項目の設定を変更することもあるので
覚えておいてくださいね。
作成したinfo.phpをそのまま残しておくのはセキュリティ上良くないのでここで削除して
おくことにします。
index.phpは7時間目でもう一度使いますのでまだ残しておきますね。

# rm /var/www/html/info.php

それでは今回はここまでにします。今回もVPSはシャットダウンしておきましょう。

# shutdown -h now
step18
  • 無駄に手順増やされて色々設定変更したりして疲れたなぁっ!!!
  • ごめんごめん、つい色々教えたくなっちゃって・・・。でもこれでWordPressに必要なアプリケーションは全部インストール出来たよ!
  • おぉ~っ!じゃあ、ついにWordPressの公開が・・・!
  • 次からは必ずしなきゃいけないって訳じゃないんだけれど、知っておくと便利なことを紹介していくね。
  • み、道のりは長いわね・・・